薄っぺらい服が溢れるこの時代に、
重厚で堅牢な服を必要とする「男」たちのための
服作りを考え、提案する「KENNET & LINDSELL」(ケネット・アンド・リンゼル)
「40年のキャリア、そして技術の集大成として、200年の歴史から学ぶ最高の普段着」
KENNET & LINDSELL(ケネット・アンド・リンゼル)社は、
200年以上の歴史と伝統に支えられた英国のダミー・メーカー(マネキン)である。
その美しいシルエットと、高度な対称性は、
ヨーロッパで活躍する多くのデザイナーを虜にした。
やがてダミーのグローバルスタンダードとして揺るぎない地位を得るようになり、
全世界のトップシェアを誇るまでに成長した。
日本国内に於いては、1991年からその販売が始まったが、今では
有名メンズブランドのほとんどがこのダミーを基準として洋服の設計を行っています。
プロのドレーピングパタンナー(立体裁断)として、
築き上げた40年以上のキャリア、そして技術の集大成として
「メンズ・ビギ」のチーフパタンナー、
そして「ザ・ノースフェイス」のチーフパタンナー としてのキャリアをもつ
パタンナー 「玉置 浩一」氏によって立ち上がった今回のプロジェクト。
40年上のキャリアがある中、20歳前半の頃、
恩師である菊池武夫(タケオキクチ創始者)氏が、日本人のメンズデザイナーとして
初めてパリコレに参加した年、パタンナー玉置氏は現地のスタッフとしてパリのアトリエに勤務。
その頃、たまたま通りかかったブティックのショーウィンドーに
KENNETT & LINDSELLのダミー(マネキン)を発見したことが出会いの始まり。
そして以後、パタンナー玉置氏は、
KENNETT & LINDSELL社のダミーを長年にわたり使い続けました。
今回、ブランドネームそのものがKENNETT & LINDSELL社の名を博したには理由があり、
それは玉置氏のインタビューにて紹介もされております。
以下、インタビュー内容
「服はダミーに導かれて作られています。つまり僕ではなく、
ダミーが服を作っているんです。もし、僕が作る服がかっこよくて売れる服だとしたら
それは僕の腕が優れているわけではなく、ダミーが優れているからなんです。」
KENNET & LINDSELLが考える、服に求めらる最も重要な機能、
それは「着用者の印象をより良質で優れたモノに変える」いわばアップグレードの機能。
服は着用者の価値観や性格を的確に表し、
服を見ればその人の内面がみてとれると考えています。
フラット(軽い)な人間は、軽い/薄い/柔らかい
服を好み、それによって軽薄な印象を人に与えます。
一方、重い人間は、重い/厚い/固い
服を好み、それによって重厚な印象を人に与えると考えています。
今回、KENNETT & LINDSELLに使用された
メインファブリックは、日本の大和紡(ダイワボウ)社が開発した、
「日本製別注ベンタイルコットン」
コットン100%の高密度織物で、耐久性、耐摩耗性に優れ、
高い撥水性と高透湿性を同時に兼備します。
ベンタイルは1930年頃に、イギリス空軍隊に向け開発された
コットン防水素材で、日本でも防衛庁の海難救助衣服として
利用されるなど、その機能性は折り紙付きです。
頑固で質実剛健を信条に、飽きずに着続けられる耐久性のある服、
「最高に、優れた..普通の服をつくりたい」を基本理念に、
「MODERN HERITAGE BUILT ON TRUE CRAFTSMANSHIP」
(真のクラフトマンシップ上に構築された近代遺産)
として、KENNETT & LINDSELL の長い歴史を踏まえながら、
ついに今季より、パタンナー玉置氏によるアパレルラインとして発売致します。
今までにはない唯一無二の存在として、
築き上げた40年のキャリア、そして技術の集大成として、
是非、「最高に優れた日常の普段着」をお試しください。